山小屋を建てる

自分の山林に小さな小屋やログハウスを建ててみませんか。自分で資材の搬入や大工仕事ができるなら、山林内に小屋を建てることはそれほど難しくありません。

インターネット通販サイトで小屋やログハウスを探すと、3畳程度の小さな小屋なら数十万円程度から、本格的なログハウスでも数百万円程度で見つかります。

自分の山なら楽しみ方はいろいろ、小屋やツリーハウスを建てて、焚き火でコーヒーを沸かしたり、満天の星の下、小屋の中で一夜を過ごすのも自由です。

週末は山に入り、日常を忘れて自然の中で贅沢な一時を過ごすのも楽しいものです。

山小屋でコーヒーを飲む

小屋を建てるときの注意点ですが、基本的なルールとして山林内で大規模の建築はできません。また、都市計画区域内で床面積が10平方メートルを超える建築物を建てる場合は、確認申請が必要です。

ただし、基礎のない10平方メートル以下の簡易な小屋や物置程度であれば問題ありません。

山林内で本格的な山小屋やログハウス、住宅を建築する場合は、事前に各自治体の都市計画課に問い合わせて、建築基準法や都市計画法、自治体の条例を確認してください。

山小屋やログハウスを探す方法

山小屋やログハウスを探す方法ですが、インターネットの通販サイトで「山小屋」や「ログハウス」と検索すれば、様々な形や大きさのものが見つかります。

山小屋の費用ですが、小さなものであれば数十万円から、建築確認申請のいらない4畳半畳程度の小屋でも、50万~100万程度で購入できます。

ログハウス インターネット通販

「物置」で検索すると、小屋として使えそうなものが出てきます。

物置 インターネット通販

他にもGoogleやYahooで「ログハウス キット」や「小屋 キット」、「小屋 DIY」などで検索すると、自分で作るセルフビルドのログハウスや小屋が見つかります。

それほど大きな小屋でなければ、キットの小屋やログハウスを購入して少しずつ建てることも可能です。他に建築費や運搬費が必要ですが、自分で工具を使ってDIYを楽しめば、建築費用の節約になります。

小屋の作り方

DIY誌「dopa(ドゥーパ)」のYouTube動画で「初心者でも簡単に作れる小屋」の作り方を解説しています。小屋の基礎や土台から、骨組み、壁や屋根まですべてDIYで自作しています。


また、応用編としてサウナ小屋の作り方動画もあります。「小屋を作る本 2024」という書籍では、図面や道具の使い方、行程のポイントを解説しています。ご参考まで。

セルフビルドの小屋やユニットハウス

ログハウスメーカーのビッグボックスでは、DIYに適した小型の小屋を販売しています。坪数は1坪から、価格も数十万円~100万円以下で購入できます。

セルフビルドの小屋: https://www.fin-bigbox.com/?cat=16

屋根材・釘・ビスもキット内に含まれており、簡単に組立て可能です。物置や遊び小屋、小さな店舗としても使用できます。

また、小型のユニットハウスやコンテナハウスを購入するという手もあります。車で運べる場所という条件付きですが、完成品なので組み立て不要ですぐ使用できます。

車台やトレーラーを付ければ、どこでも移動できるので便利です。

無印良品の小屋

生活雑貨や衣類・食料品を販売する「無印良品」では、6畳ほどの小屋を販売しています。

価格は材料費、施工費込みで300万円~となっており、沖縄以外の46都道府県で建築可能です。事前に土地の地目や法規を確認するための有料調査サービスもあります。

この小屋は自宅以外の場所にも拠点を構える「二拠点生活」向けに提案されたものですが、山林内に設置すれば山小屋としても使えそうです。

水回り設備や電源はなく、内装もほとんどありませんが、群馬県嬬恋村にある無印良品のキャンプ場では、実際に宿泊施設として利用されているそうです。

ウッドデッキもあるので、小屋の横で焚き火やバーベキューなどが楽しめそうですね。

無印良品の小屋: https://www.muji.com/jp/mujihut/

山小屋やログハウス建築時の注意点

本格的なログハウスや山小屋を建てる場合は開発行為にあたるため、事前の許可や認可が必要です。また、山林の用途や地目にも注意してください。

ほとんどの山林は都市計画区域外または無指定地域ですが、都市部に近い山林は都市計画区域内の場合があり、市街化調整区域や保安林に指定されている山林では建築ができません。

ツリーハウスを建てたり、キャンプ場を併設する場合も同様です。

ただし、基礎を必要とせず、床面積が10平方メートルを超えない簡易な物置や休憩所、資材小屋であれば、どの山林でも許可や申請は不要です。

また、床面積が10平方メートルを超えない4畳半程度の小さなログハウスや小屋であれば、簡易な建物とみなされるので山林内でも建てることができます。

山林で基礎が必要な山小屋やログハウスを建てる場合は、市町村などの自治体にある都市計画課や、関係省庁に問い合わせて事前に確認してください。

小屋の電気や水道はどうする

山小屋やログハウスのインフラ整備として、電線や水道を引き込みたくなった場合はどうすればよいのでしょうか。

電気は近くに民家や電線があれば引ける可能性はありますが、負担金が必要な場合が多く、その場所で事業等が行われていることや、生活が営まれていること(建物登記等)が認められる必要があります。

また、電気や水道の引き込みが必要な建築物を建てる場合は、地目を「山林」から「宅地」等に変更して、開発許可を受ける必要があります。

山林内のインフラ整備は難しいので、電気や水道が必要な場合は、小型の発電機やモバイルバッテリーを持ち込んだり、小川の水を引き込む、ポリタンクに雨水をためて使う等の工夫が必要です。

以下のQ&Aページで、山小屋・ログハウス等の建築に関する質問に回答しています。

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