山林活用事例

山いちばで山林を購入されたお客様の山林活用事例をご紹介します。今回取材したのは、京都市郊外の山林で無農薬・自然栽培の「京都ふたば自然農園」を運営されているお客様です。

お客様は福岡正信氏の著書「わら一本の革命」に感銘を受け、自らの手で自然農法を実践するという夢をかなえるため、山林を購入されました。

山林内の杉やヒノキを自らの手で伐採し、斜面に段々畑を構築して、みかんや桃の苗を植えたり、じゃがいもやトマト、ブルーベリー、スイカ、とうもろこしなど、様々な作物を栽培されています。

山林活用事例 自然農園

農園では「自然農法により、科学加工食品でない、本物の果樹・野菜を育てる」という理念の下で、農薬や化学肥料を使わず、耕さない農業を実践されています。

また、土作りのために緑肥のクローバーを植えたり、単一の作物だけを育てず、いろいろな種類の作物や雑草を混ぜて栽培したり、自然農法に沿った様々な試行錯誤を続けておられます。

農園内には物置や休憩所があり、コーヒーを飲みながら一服したり、焚き火で調理することができます。現在は丸太小屋を建設中で、山林ライフを心から楽しんでおられるようです。

山林 休憩小屋

YouTube動画でもお客様の山林活用事例を紹介しています。農園で栽培している作物の成長や、作業の合間にコーヒーで一服したり、薪ストーブで原木しいたけやお餅を焼いて食べる様子を紹介しています。

素敵な山林ライフと驚きの自然農法 お客様の山林をご紹介【前編】

お客様の山林を紹介【後編】理想の自然農法で無農薬の野菜作り

山林内と農園の様子

農園がある山林は、京都市郊外にある雑木林です。まずは山林内を案内していただきました。

山林活用事例

京都市内からはそれほど離れていないため、上まで登ると市街が望めます。

山林 市内を望む

農地を開墾するため、山林内のスギは自らの手で伐採されたそうです。

山林 自分で伐採

スギやヒノキを伐採して斜面を少しずつ切り開きながら、段々畑を構築しているそうです。農地では農薬や化学肥料を使わず、土作りのための雑草やクローバーを混植する自然農法を実践されています。

当初はシカやイノシシの獣害によって苗が全滅したため、防獣ネットやロープを張ったり、台風や大雨の影響でテントが倒壊したため、新たに作業小屋を作ったり、様々なトラブルがあったとのこと。

山林 自然農園

山林内にも様々な作物があり、自家製の橋の横にはワラビが植えてあります。

山林内の作物

しいたけの菌床もありました。シカやイノシシの食害を防ぐネットが張ってあります。

山林 しいたけ菌床

休憩小屋や物置の他に、丸太小屋も建設中です。完成が楽しみですね。

山林内の物置と作業小屋

休憩小屋には貯水槽が設置され、コーヒーを飲みながら一服したり、作業の打ち合わせが行えます。

山林内 休憩小屋

農園ではじゃがいもや玉ねぎ、ネギ、みかん、レモン、みょうが、いちご、大豆、人参、大根、トマト、アケビ、スイカ、ぶどう、ブルーベリーなど、季節に応じた様々な作物が栽培されています。

山林活用事例 自然農園

子供たちが人参や大根、じゃがいもを収穫しています。スーパーに並ぶ野菜ではなく、季節に沿った自然のままの野菜を自分の手で収穫することも、子供たちの食育にとってよい体験になります。

自然農園 野菜を収穫

山林を探検したり、採れたての野菜や果物を食べたり、のこぎりを使ったり・・・山で遊んだ経験は、きっと子供たちの楽しい思い出になるでしょう。

子供と大工仕事

今後も山林内のスギやヒノキを伐採し、さらに農園を発展させる予定とのこと。

山林活用事例 自然農園

個人の山林活用をサポートします

山林の休憩小屋

山林の活用方法は、木を植えて育てる林業だけではありません。キャンプやレジャーの他に、様々な楽しみ方があります。今回ご紹介した自然農園もその一つです。

日本国土に占める森林のうち、58%は個人や企業が所有する「私有林」といわれており、山林所有は何ら特別なことではありません。個人の山林所有をもっと身近にすることが山いちばの役目です。

個人の山林所有

また、山林は自分の財産となるだけでなく、地球規模の環境を守るという大切な役割もあります。

自分だけの山林を所有するメリットや楽しさ、そしてその意義を感じていただくため、山いちばが山林所有や活用を全力でサポートいたします。

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